AB型(どうしよう、すごく長くなっちゃった・・・) 2000年8月12日
 「血液型の話きら〜い」とおっしゃる人がいます。
 「いや別に血液型にこだわるつもりはないんだけどさ」なんていう人もよくいま〜す。
 んもう、かわいくないんだから。
 考えても見なさい、これだけ人が「そうそうそう!」なんていいながら盛り上がって、しかも久しく冷めやらぬ合コンネタがありますか。 その実績だけでも充分僕は信憑性はあると思うよ。
 さてそこで血液型の話なんですが…。 ほらみんなAがどうのBはぷうのOは最高とかって話はよく聞くよね。
 でもさ、AB型の定説って何ですかね?
 「二重人格である」とか「少ないはずなのに、時々塊でいる」なんて話はよく聞くけど。
 「いや結局AB型というのは要はAとBの混合比によって無限のパターンがあるわけで、一概には言えないのだよ」なんて言って僕はよく逃げます。
 不可解なんですよね、僕の中でAB型というのは。
 先日、職場の女の子に「三輪さんてAB型ですか」って聞かれたので、
 「君ぃ、ずいぶん失礼なことを言うねえ」って言ったら、その子AB型でさ。
 それまで僕が頑張って築き上げてきた「人格者まさお」像がその一瞬にして崩壊ですよ、崩壊。
 いや僕が悪いんだよ。そりゃそ〜さ。だけどなんかAB型って言われると「君変わり者でしょう」って言われてるみたいで…。
 でも最近その職場のAB型ちゃんを見ているうちにね、僕はAB型に対して大いなる誤解をしているのではないかと思い始めたんです。
 不可解である。それは裏返せば彼女たちが(勝手に「たち」にしてます。しかも勝手に他人をつるしあげて)、人間の作為を超え、超本能的に生きているからではないだろうか、と思うんです。
 一般的に本能的と言われている血液型といえば、そう、B型だよね。
 でもB型にとってそれはビジョンであって、人生の指針として自覚していると思うんです。
 AB型には自覚症状がない。(いやいい意味でね、本当に)
 たとえばB型に血液型の話をすれば彼らなりのB型論を展開してきます。
 しかしAB型は持論よりも一般論を好む。好むというより一般論を必要以上に自分で噛み砕こうという欲がない。
 ありのままを受け入れて、ありのままに場を流れる。
 つまりまことに素直。
 それゆえ時に当たり前すぎてお寒いギャグを言う。(あ、いやこれは超個人的な体験)
 これこそ真に本能的といえるではないか。そう、彼らはただただ本能的なのですよ。
 昔から僕はAB型の女の子にはよく泣かされました。
 どういうわけか僕(O型)が「ぐさっ」と傷つくような言葉を平気で、そして的確に言うんです。
 僕の急所が色付きで見えているかのように。
 かと思うと次の瞬間いきなり真顔で誉めてくれたり。
 結局、その真意読みきれず、ペースを崩し完敗。完成パイパイです。
 そしてAB型は一見ノリがよく、人なつっこい。
 実にテンポよく会話が流れる。
 しかし話が濃くなり、ふか〜い人間のメカニズムについて切々と話そうかと思うと、
 「ああ、そう」なんて感じでかなりあっさりはね返されちゃったりして!
 「ええ?おい、こんなところで〜?」なんてところで急につまんなそうな顔をしたり。
 「あれ〜?」って、すっかり僕は自信を無くし、おどおど。家に帰ってしきりに反省。なんか僕変なこと言っちゃったかな〜なんて。
 だから、僕にとってAB型っていうのはまったくもって不可解であり、それゆえ常に翻弄される、いわば大敵なわけです。
 上原が新庄を怖がるのも彼がAB型だからなのではないか?と思うよ。
 職場のAB型ちゃんも、結構はばからずにめんどくさそ〜うな顔をしたり、つまんなそ〜うな顔をしたりするんですよ。
 だけど言われた事はさくさくやるし、よく笑うし、とくに深刻な不満はなさそうなのです。
 なんだこの潔いほどのギャップは、AB型は二重人格だからか?なんて思ってたんです。
 だけど、どれもこれも見方を変えれば、単に素直で本能的な振る舞いということなんですよね。
 それを僕が下手に読もうとして、考えすぎてただけなのではないかと。
 そんなふうに思った瞬間から、本当に目からウロコガ落ちたようにAB型が神々しく見えはじめました。
 ピュアな心への憧れ。
 それはうちの母がピッピ(犬)を溺愛してやまぬそのメカニズムにも似ている。
 皆さんもAB型を大切にしましょう。
 彼らは二重人格なんかじゃありません、
 超自然体なのです。素直なのです。
 人間は悲しいくらい進化しましたね。だけどこの非動物的な社会の中でも、僕らが人間としての本能を失わずに生きていられるのは、他でもない彼らAB型が常に理性に流されぬ確固たるスタンスを持ち続けているからではないでしょうか。そして今こそ僕らはそこからたくさんの大切なこと、本来の人間のあるべき姿を学ぶべきではないでしょうか。
 以上、独断と偏見でよくぞここまではばからず失礼なことを書いてしまったものだと思いつつ、しかも「自然体、最高」とうたいながら、くどくど人様のことを分析している自分への矛盾を感じつつ、そうめんも出来たことですし、まさおの日記(?)第2弾は完結とさせていただきます。
まさお