帰国 2000年8月8日
 皆さんお元気ですか。
 HP開設と時を同じくして、はるかアリゾナへ旅立ったのは1週間前。
 終わっちゃいました・・・。
 本当にあっという間、瞬く間でございますね、
 楽しくしゃかりきな日々というものは。
 そして余韻にひたるまもなく、かずおだらけになっているHPを前にこの焦燥感。(兄として)
 しかもかずおが「アメリカ」を使ってしまったせいで、僕の題名が「帰国」なんですよ。「き・こ・く」。
 なんて、
 いつも面倒くさがりの僕の分まで頑張ってくれているはずのかずおに文句を言うのは、
 僕が、「いかに楽して目立とうか」と日々、まんざらウソでもないくらい真剣に悩んで生きているからである。
 「ちくしょう、僕より頑張りやがってぷん!僕が目立てないではないか!」
 わかってます僕は理不尽です。
 でもね、しかたがないんですよ、なぜならば僕らは双子だからです。
 ここ大事です。
 でも本題とは違いますんで、いずれ「ふたご」の題名のときにその理不尽たるメカニズムを解説いたそう。
 かずおは怒るかもしれないが、まあ僕が現実を見せてやりますよ。
 (そういえば「ふたご日記」なのに双子について説明していませんね)

 さてアメリカについて手短に語りましょう。

 アメリカはでかい、広い。
 僕はちっぽけ。
 おっぱいでかい。

 こんな感じです。
 期待通りでしょ?月並みでしょ?ありきたりでしょ?あさはかでしょ!
 僕も本当はいやなんですよ。そんなこと口にするのは。
 自信家なんでね、「アメリカに人生観変えられました」なんて風にはあまり思いたくありません。
 でも本当にいちいち広いし、ハンバーガーでかいし、
 まさおはチビなんですよ。(まあこれは前から言われていることですが)
 蟻んこが本郷台駅前から三輪家まで歩いて帰るようなもんです。
 いやもし蟻んこが「いや、帰ってますよ、もちろん。だってその後のビールうまいじゃないですか」なんて言うのなら謝るよ、
 謝るけどね、でもね、人にはそれぞれその人に合ったスケールというものがあるのです。
 僕ちゃん日本帰ってきてホッとしちゃったもん。
 なにせコンパクト。う〜んカンパクツッ!(あっ、流暢になっちゃった)
 もう僕はさ、この日本で小さく小さく育っちゃったんですよ。
 だから疲れるのよ、でかいと。

 なんだかとても小さ〜い話になっちゃいましたね。(いやだからまあそりゃもともと小さいんだけどさ)
 みんな僕を「やいこの排他マン!胎内回帰!」とか思ってるでしょう。
 でもね、そう思っちゃうにはまだ早いよ、こういうことも言えるかもしれないからだよ。
 もしかしたらそれはね、僕が独り(“一人”ではなく)で行ったからかもしれないよ。
 いやまあまあ私事だなんて思わずに聞けよこら、いや聞いてください、お願いします。
 何でステーキがうまいかって言ったらやはりそれはナイフとフォークがそれぞれの利点を理解しあって助け合い補い合い、
 スプーンには真似の出来ない絶妙のコンビネーションで溶け合っているからだと言われているよね。
 人生だってそうだよ。
 補い合える誰かがいて、初めてひとつの器が出来て、
 幸せを受け止められるのだと思う。
 だから今回の旅行で僕は、(あっデジャヴ!)
 喜び、驚きを分かち合える人がいなかった分、アメリカをでかく感じてしまった、
 というのもあながち嘘ではないよね。
 だからもう一回行きたいと思うよ、ちゃんと大切な人を連れて。
 一人じゃ抱えきれなかったあの感動をちゃんと受け取りに。

 なにやら寂しげな滞在記になってしまいましたね。(日記じゃないし。)
 ぜんぜんアメリカの全貌が見えてこないでしょう。
 そこで僕から特別にプレゼントがあるよ。
 なんと!じゃ〜ん!にゅ〜ん!
 まさおかずお自分大好き企画第一弾!
         残暑お見舞い「まさおグランドキャニオンに立つ」(うわ〜欲しい)
 を応募者に漏れなくあげちゃうよ!
 まさおかずお宛メールに
 「部屋に飾ります」と明記の上、君の住所と一緒に送信してくれたまえ。
 僕なんかもう5枚ももらっちゃったよ。早くしなきゃね。
 なんて嘘ですごめんなさい本当にごめんなさい。
 それではごきげんよう。
まさお